SUBJECTS GUIDE
USCPA 科目別ガイド
4科目の攻略順と、必要な学習量
公開情報にもとづく解説|最終更新:2026年7月
USCPAの試験は3つのCore科目+1つのDiscipline科目=合計4科目。各科目99点満点で合格ラインは75点です。この記事では、各科目の特徴・つまずきポイント・おすすめの受験順・必要な演習量を、公開情報から整理します。
1. 4科目の構成(3 Core + 1 Discipline)
2024年の試験制度改定(CPA Evolution)以降、USCPAは「全員が受ける3つのCore科目」+「1つだけ選ぶDiscipline科目」という構成になりました。
| 区分 | 科目 | 受験タイミング |
| Core(必須) | FAR 財務会計 | 通年(いつでも) |
| AUD 監査 |
| REG 法規 |
| Discipline(1つ選択) | BAR / ISC / TCP から1つ | 1・4・7・10月の四半期窓口 |
重要: Coreの3科目は通年で受験可能ですが、Disciplineは年4回(1/4/7/10月)の窓口に限られます。学習計画はこの窓口に合わせて逆算するのがコツです。
2. Core 3科目:FAR / AUD / REG
FAR(財務会計)— 最初の関門
範囲が最も広く、多くの受験者が最初に着手する科目。仕訳・財務諸表・各種基準が中心で、簿記の素地があると有利です。ボリュームが大きいぶん、早めに取りかかって勢いをつけるのが定石です。
AUD(監査)— 理解と暗記の両輪
監査の考え方・手続・内部統制・職業倫理などが問われます。丸暗記では対応しづらく「なぜそうするか」の理解が必要。暗記が必要な用語はAnki(暗記カード)などで反復すると効率的です。
REG(法規)— 税法と商法
連邦税法(個人・法人)とビジネス法が中心。日本の実務と離れているため、英語圏・非会計出身の人がつまずきやすい科目です。ここも暗記量が多く、Anki活用が効きます。
3. Discipline:BAR / ISC / TCP の選び方
Disciplineは3つから1つだけ選びます。自分のバックグラウンドや志望キャリアで選ぶのが基本です。
| 科目 | 内容の方向性 | 向いている人 |
BAR (Business Analysis & Reporting) | 財務・管理会計の応用、分析 | FARが得意/経理・財務志望 |
ISC (Information Systems & Controls) | IT統制・システム・データ | IT監査・システム寄りの志望 |
TCP (Tax Compliance & Planning) | 税務の応用・プランニング | REGが得意/税務志望 |
「BARが一般的に選ばれやすい」と言われることもありますが、合格しやすさより自分の得意分野で選ぶほうが結果的に近道です。FARが得意ならBAR、REGが得意ならTCP、という選び方が自然です。
4. おすすめの受験順
絶対的な正解はありませんが、多くの受験者に支持される流れは次のとおりです。
- FAR:範囲が広く土台になるので最初に。
- AUD:FARの会計知識が監査の理解に生きる。
- REG:独立性が高く、暗記中心。
- Discipline:得意科目と接続する科目を、四半期窓口に合わせて。
18か月ルール: 最初の科目合格から一定期間(多くの州で18か月前後)以内に全科目を合格する必要があります。期限があるからこそ、受験順と窓口の逆算が大切です(正確な期間は州により異なるため要確認)。
5. 必要な学習量の目安
- MCQ(多肢選択)を1科目あたり1,500〜2,500問こなすのが一つの目安。数をこなして出題パターンに慣れる。
- Ankiなどで自作の暗記カードを作る(特にAUD・REGの用語・規定)。スキマ時間で反復。
- 直前期は模試で80点を狙う。本番の合格ライン75点に対して余裕を作る。
- 学習時間の目安は科目・背景により幅がありますが、1科目100〜150時間前後を見込む人が多いです。
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6. よくある質問
簿記の知識がなくても大丈夫ですか?
可能ですが、FARで苦戦しやすくなります。簿記の基礎を先に固めるか、学習時間を多めに見込むのがおすすめです。
Disciplineはどれが一番受かりやすいですか?
合格しやすさで選ぶより、自分の得意分野・志望キャリアで選ぶほうが結果的に有利です。FAR得意ならBAR、REG得意ならTCPが自然な選択です。
全科目でどれくらいの期間がかかりますか?
人により幅がありますが、計画的に進めれば1年前後で全科目合格を目指す人が多いです。週の学習時間で大きく変わります。